にぎわう街中で 僕はひとり足早に歩いてる 心に溢れるのは 悲しみや不安の深い霧ばかり ふいに届いたのは 家から漂う母の料理の匂い 何でもない事なのに いつのまにか僕の霧は消えてたんだ 僕は単純かな 家に入った時には 嫌な気分もなくなって 驚くほどの笑顔で 話せていたんだ 冷たい風が吹く 僕の心に空いた穴を抜ける いまもふさげないのは あまりにも穴が大きすぎるから 愛情というには小さすぎて 恋というには大きすぎる 優柔不断な僕は 心の穴にふたが出来ないんだ 僕は馬鹿かな 答えが見つからない 誰も教えてはくれなくて 助けを求める 自分の弱さに気付いて また気分が沈んでく 沈む僕を助けてくれるのは いつだってあなたでした どんなにひどい事を言っても あなたは 僕を 見捨てませんでした I say thank you to you 僕自身の言葉で あなたに今までのお礼を これからもずっと あなたの優しさに甘えてしまう気がします 面と向かっては言えない想いをこの唄で贈ろう |